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人工授精(配偶者間人工授精:AIH)

人工授精とは?
“人工授精(AIH)”は1799年にイギリスのHunterにより最初の成功例が報告され、現在不妊治療の第1選択の治療として広く実施されています。
排卵のタイミングに合わせて、洗浄・濃縮したご主人の精子を専用のカテーテルで子宮内に注入し、自然な妊娠を期待します。
精子の停留場所となる子宮頸管をバイパスすることにより精子が卵子に近づくのを補助します。
人工授精の流れ
どんなケースに適応されるか?
  • 精子の数が少ない、動きが鈍いなどの精液の状態に原因がある場合→精液検査
  • 頸管粘液(排卵頃に精子が子宮内に侵入しやすくするために出る帯下)の状態が不良で子宮内に精子の侵入が妨げられる場合
  • 不妊原因が見つからないにも関わらず妊娠に至らない場合
  • 男性側の心因性、器質性原因による勃起不全や射精障害、女性側の膣狭窄、 膣痙攣などの性器異常や機能異常などにより、夫婦生活が持てない、成立しない場合

精子の選別(密度勾配遠心法)

人工授精ではお預かりしたご主人の精液を密度勾配遠心法にて、運動性の高い状態に調整いたします。

通常膣内に射出された精液は、子宮頸管→子宮腔→卵管を通過する時点で精漿・細菌の除去と運動精子の選別が行われます。

精子を洗浄、濃縮せずに子宮内に注入した場合、細菌感染の恐れや精液中に存在するプロスタグランジンによる子宮収縮作用によって痛みを感じることがありますので、 お預りした精液は密度勾配法により洗浄し、細菌や非運動精子と動きの良い精子との分別を行っています。

また、射出された精液の量は子宮腔内の容量と比べて多いため、全量注入するのは困難です。そのため効率よく運動精子を子宮腔内に注入するためには濃縮の行程は不可欠となります。

密度勾配遠心法