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胚の選別について

胚の成長
胚の成長
初期胚移植と胚盤胞移植

初期胚移植:卵管にいるべき状態の胚を子宮に移植(参照:妊娠の成り立ち)
Day2−3(採卵後2〜3日目)の4〜8細胞期に胚移植する方法です。

  • メリット
    体外培養の期間が短いうちに移植できることでキャンセル率が少ない
  • デメリット
    胚の選別が難しく子宮の環境次第

胚盤胞移植:自然の着床環境に近い状態で移植(参照:妊娠の成り立ち)
Day5−6(採卵後5〜6日目)の胚盤胞の状態で胚移植する方法です。
現在は体外培養における培養液や培養方法の開発により胚盤胞移植が主流となっています。

  • メリット
    初期胚より胚の鑑別がしやすく、自然妊娠の際と同じような時期・位置に存在できるため妊娠率の向上につなる
  • デメリット
    胚盤胞にならず、移植がキャンセルになる可能性がある
胚の質について
胚の質
  • フラグメント:細胞が分割する課程で細胞質が小さく断片化した細胞
  • 内細胞塊/胎児になる部分
  • 栄養外胚葉/胎盤となる部分

当クリニックの胚評価について

当クリニックでは、初期胚、胚盤胞の分類に以下の分類を使用しております。
  • 分割期:フラグメント量と発育速度の評価

    フラグメント量の評価(%が低いほど良好)
    グレード1/フラグメント量 0〜4%
    グレード2/フラグメント量 5〜20%
    グレード3/フラグメント量 21〜50%
    分割数不明/フラグメント量 51%以上

    胚発育速度の評価(%が低いほど良好)
    グレードA /通常速度
    グレードB /Aより遅い
    グレードAA/Aより早い
  • 胚盤胞期:発育速度と内細胞塊(胎児になる部分)と栄養外胚葉(胎盤となる部分)の細胞数の評価

    内細胞塊の評価
    グレードA/密で細胞数が多い
    グレードB/疎で細胞数が少ない
    グレードC/細胞がほとんど認められない

    栄養外胚葉の評価
    グレードA/密で細胞数が多い
    グレードB/疎で細胞数が少ない
    グレードC/細胞が非常に少なく大きい